友人や知人から「あなたと話をしていると、気持ちが落ち着く」と言っていただくことがある。

私は特別なことはしていない。

実は相手が何を言おうとしているのか、すぐに飲み込めないことも多々ある。

だからこそ、聞き漏らさないように、時々頷きながら、じっと聞く。

区切りのいいところで、わからなかった点について尋ねたり、確認したりする。

それだけだ。

もしかしたら、そうやって話を聞く人は案外少ないのかもしれない。

この話の聞き方は、小学生の頃からあまり変わらない。

教師の話をじっと聞いて覚えるのが私の勉強法で、それで中学まではよくできた。

そうやって人の話を聞く癖みたいなものが今でも続いている。

仕事の相談を受けた時も、まずクライアントの話をじっと聞く。

A4チラシを一枚作るにしても、はじめましての方に、体裁の整ったテンプレートデザインを当てはめることはしない。

何をしてるのか、何をしてきたのか、これから何をしたいのか?

いろいろ伺って、じゃあこうしましょうとなる。

効率は悪いかもしれないけど、そうしないと私には意味のあるデザインをすることが難しいのだ。